登り窯って何? やきものの種類

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3種類のやきもの

やきものはひとくくりにして「陶器」や「陶磁器」と呼ばれますが、よく知られる陶器や磁器の他にも“炻器”(せっき)と呼ばれる種類のものもあります。けんぼう窯の登り窯では陶器・磁器・炻器、すべてのやきものを作ることができます。それぞれ特徴・性質が違いますので、ここで簡単にご説明します。

あなたの好みや用途に合わせて、種類を選んでみてください。

やきものの種類と特徴

種類 特徴
陶器
「温かみのある素朴な“土もの”」

陶器

原料
陶土と呼ばれる粘土。山から掘り出した原土を精製して使う。産地の違う土をブレンドすることもある。
吸水性
あり
(ただし、釉薬を施すことで吸水性はなくなる)
透光性
なし
焼成温度
約1,200℃前後
主な産地(やきもの)
瀬戸焼、美濃焼、唐津焼、益子焼
その他
叩くとやや低い濁った音がする。表面がざらざらして全体に厚みがある。5世紀頃、朝鮮半島から窯焼きの技法とろくろ技術が伝えられたのをきっかけに、日本で陶器が作られ始めたといわれている。

磁器
「機能的で丈夫な“石もの”」

磁器

原料
陶石、長石、珪石、カオリンなど。
それらを砕いたものに水を加え、粘土状にしたものを使う。
吸水性
なし
透光性
あり
焼成温度
1,250~1,400℃前後
主な産地(やきもの)
有田焼、九谷焼、伊万里焼、砥部焼
その他
叩くと金属のような澄んだ音がでる。素地が細かく薄手だが、高温で焼くのでかなり硬い。日本で磁器が作られ始めたのは安土桃山時代であるといわれている。

炻器
「陶器と磁器の中間、別名“ストーンウエア”」

炻器

原料
長石などの石の一種が含まれた陶土
吸水性
なし
透光性
なし
焼成温度
1,000~1,300℃
主な産地(やきもの)
常滑焼、伊賀焼、備前焼、信楽焼
その他
土だけで焼き締められているのが特徴。叩くと金属のような音がする。

焼き締めとは釉薬を施さずに焼き上げること。粘土に含まれる珪酸質の鉱物が高温によって溶け出しガラス状になり、土と土をつなぐ役割を果たす。炻器は焼き締め効果が高く吸水性がないため、器などとして使用される。また同じ焼き締めでも、登り窯のような薪窯と電気・ガス窯とでは効果が違い、薪窯による焼き締めは灰や炎の影響で、ざらついたなかにも微妙な光沢が表れる。

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