登り窯って何? 登り窯焼成の流れ

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焼成までの準備

窯づめ作業の図

焼成までの準備

薪割り
薪を使いやすい大きさにするため薪割りを行います。
窯詰め(窯入れ)
作品を焼成室に運び入れる作業を“窯詰め”(窯入れ)といいます。作品が倒れたり、壊れたりしないようにするのはもちろん、炎の流れや火のあたり方を考えて効果的な配置・配列をします。この窯詰めが終わると入り口はレンガと粘土で密閉されます。
火入れ式
窯を清め、窯の神様にお供えをして、無事に焼成できるよう祈願します。

焼成手順

焼成の図

焼成手順

“1の間”から順に焚いていきます。“1の間”が目標温度に達すると、“2の間”を焚き始めます。登り窯の焚き方は地方や窯の規模によって多少異なりますが、一般的に4つの段階があります。

1.捨てあぶり
“捨てあぶり”は、窯内の水分を抜くために行います。窯や窯道具(棚板など) に水分が含まれていると焼成がうまくいきません。
2.あぶり焚き
“あぶり焚き”(本あぶり)は、ゆっくりと窯の温度を上げていく窯焚きの最初の段階です。急激な昇温は作品の破損につながりますので、常に温度バランスを考えながら焚く必要があります。
3.攻め焚き(本焚き)
あぶり焚きの作業の後、各焼成室にある薪投入口から薪を投入する“攻め焚き”に入ります。一度に投げ入れる薪の量やタイミングによって窯の温度が大きく左右されるため、最も集中力を要する工程です。1室を約3~5時間くらいかけて調整します。のぞき穴から中の様子を確認しながら進めていきます。最終的に室内の温度は1,200~1,300℃に達します。焼成は約60時間で、昼夜兼行で作業が行われます。
4.ねらし
おおよそ目標の状態まで焼けたことを確認したら“ねらし”に入ります。ねらしとは温度バランスを微調整し、焼きムラを少なくすることです。

窯出し

“窯出し”とは作品の取り出し作業のことです。
焼成終了後、焚き口や燃料の投入口である穴を粘土で密閉し冷却時間をおく必要があります。「焚いた時間と同じだけ時間をかけて冷ます」のが基本です。そして焼成から約1週間後、いよいよ窯出しです。
陶芸家が最も楽しみな瞬間です。

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